サクランボの「灰星病」は実の表面に出来た褐色の斑点が広がり、粉のようなカビが生えて腐っていく伝染病。
県によると、5月14日に行われた調査で15の地点のうち3地点、率にして20%で灰星病が確認された。
その後、19日から調査を行ったところ、44.4%と増加傾向にあることがわかった。
これは平年の5.5%を大きく上回っていて、県は23日、県内全域を対象に灰星病の注意報を発表した。注意報が発表されるのは2004年以来、21年ぶり。
県は予防策として「雨よけビニールや薬剤の活用」と「摘果の徹底」、腐った実を見つけたらすぐに摘み取り園地の外に持ち出し処分するよう呼びかけている。