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 「全国で勝てるチームづくりを」春高バレー山形県代表決定戦・注目校 山形中央・男子

10月17日に開幕する、春の高校バレー山形県代表決定戦。
5回シリーズで注目校を紹介していく。
1回目は連覇を狙う、山形中央・男子。

2025年、春高バレーへの切符を勝ち取った山形中央・男子バレーボール部。
23回目の優勝を目指している。

しかし、2026年6月に行われた県高校総体の決勝では、ライバルの山形城北に敗れ、第2シードで
大会に臨む。

2026年からチームの指揮を執るのは、佐藤裕恒監督。
山形中央や山形南で24回、全国の舞台に導いてきた。

(佐藤裕恒監督)
「ブロック&レシーブでトータルディフェンスを強化している。高さがあるチームなので、そこを活かせるようなサーブと守りを何とか発揮したい」

県高校総体の決勝で浮かび上がったのが、レシーブやブロックなどの守備の課題。
「全国で勝てるチームづくり」を掲げる佐藤監督は、練習の6割を守備の強化に充てるなどテコ入れを図っている。

守備のキーマンは2人。
まずは高校からリベロに転向した、2年生の工藤尚真選手。
粘り強いレシーブと、アウトサイドヒッターの経験を生かしたブロックフォローが持ち味。

(工藤尚真選手)
「どんなボールでも落とさない気持ち、つなぐという気持ちを大事に練習してきました」

2年生の笠原悠太選手は、テンポ感のあるスパイクで、攻撃にリズムを生み出すアウトサイドヒッター。
一方で、レシーブをセッターにピタリと返す高い守備の精度が、チームに安定感をもたらす。

(笠原悠太選手)
「相手が『決まった』と思ったボールでも、しっかり触って上に上げるところが強み。常にブロックなどを見て、落ち着いてチームを安定させるところを見てほしい」

そして攻撃でチームを引っ張るのは、キャプテンの木村太智選手。
スタメンの平均身長が183.3センチの中、木村選手は176センチ。
その差をジャンプ力で補い、ここぞの場面でスパイクを決めるなど勝負強さを発揮する。

(木村太智選手)
「スパイクの決定力を上げることを意識して、2弾トスの打ち切りだったり、そういうところを意識して練習してきた。身長が小さい分、ジャンプ力で補うことをしたのと、裕恒先生からブロックアウトの仕方を教えてもらって、自分たちが生きる道を作ってきた」

今年の山形中央が大切にしていることは、技術だけではない。

(佐藤裕恒監督)
「チームの士気はやる気として声に出てくる。指示の声やお互いの関係を築く声など。声は大事に指導してきた」

着任直後、佐藤監督が、感じたプレーの粗さ。
丁寧な動きを意識させるため、靴をそろえる、部室や道具をきれいに使うなど、生活に生まれる隙をなくそうと考えた。
そんな中、大切にしたのが「声」。
声をそろえたり、選手間での声掛けが増えたことで、チームにまとまりが生まれたという。

(声出し)
「ヘイ!ヘイ!行ける!オイ!」

そんなチームで応援団長を任されたのが、ムードメーカーの原谷脩雅選手。
右足を疲労骨折した影響で、県大会に間に合うか、ギリギリの状態でもチームのために必死に声を張り上げる。「声の力」でチームを1つにする。

(原谷脩雅選手)
「1人1人声掛けすると良くなったり悪くなったりする。私はそれを一番知っている。一番チームが雰囲気良く試合終わるように今回の春高予選では自分ができることを、できるだけ100%以上出して頑張っていきたい」

2年連続の全国への舞台へ。
オレンジコートへの切符をつかみに行く。

山形中央の初戦は10月17日、山形商業と対戦する。