3年前の事故がきっかけ・米沢市の中学生の「熱中症予防ポスター」県コンクールで最高賞 山形・米沢市
米沢市の中学生が作った「熱中症予防のポスター」が、県のコンクールで最高賞に輝いた。きっかけは、3年前に熱中症で亡くなった中学生の存在。熱中症で命を落とす事故が繰り返されないように、思いを強くしている。
「熱中症から、命を守れ!」
2025年に行われた県の統計グラフコンクールで県知事賞に輝いた米沢市立北成中学校2年・房間円花さんの作品。
熱中症予防のポスターを作ろうと思ったきっかけは、2023年に地元で起きた悲劇だった。
2023年7月、米沢市で当時中学1年生だった島扇乙葉さんが部活の帰りに路上で倒れ、熱中症とみられる症状で亡くなった。
事故のあと、乙葉さんの両親が中心となって作った「乙葉リーフレット」。
そこに記されていた乙葉さんの人柄や熱中症予防を呼びかける内容に共感し、「自分も熱中症対策に一役買いたい」と強く思ったという。
(米沢市立北成中2年・房間円花さん)
「自分と年の近い人が亡くなったことはショッキングというか...。自分も気をつけなくてはいけないと思った人は多かった。リーフレットを見て、私も同じように"ポスターを通して伝えられることがあれば"と」
ポスターには、同学年の生徒に実施した「熱中症になったことがあるか」のアンケート結果や、熱中症の危険度を示すアラートなど、熱中症対策に必要なものが具体的に示されている。
さらに、熱中症とみられる症状になった場合の応急的な対応についても、「涼しい場所に移動すること・体を冷やすこと・症状が重い場合はためらわずに救急車を呼ぶこと」と、強く訴えている。
(米沢市立北成中2年・房間円花さん)
「私自身も熱中症に気をつけなくてはいけないし、ポスターをまとめてわかったことがいろいろあるので、友達や家族にも声をかけられたら」
米沢市民の多くが衝撃を受けた事故から3年。
乙葉さんの家族の思いは今も広がり続けている。