視界の悪い"暗い時間帯"の交通事故・気を付けるべき身の守り方は? 山形
毎年あとを絶たない交通事故。特に「夜間」は視界が悪く、ドライバーが歩行者に気が付きにくくなってしまう。
夜間の重大事故に巻き込まれないために、私たちはどんな対策が取れるのか、山形県警本部に聞いた。
7月1日、寒河江市で横断歩道を渡っていた高齢の女性が乗用車にはねられ、意識不明の重体となった。
乗用車を運転していて逮捕された20代の女は、「はねる直前に女性に気づき、ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と供述している。
現場は、信号機がない十字路交差点の横断歩道で、発生時間は午後7時30分ごろ。
すでに日は落ち、見通しが悪い状態だった。
(山形県警本部 交通企画課・和田浩明課長補佐)
「視界が悪いとドライバー・歩行者お互いに相手が見えにくくなり速度・距離感覚がつかみにくくなる」
県警は、歩行者が「夜間」の交通事故に巻き込まれないようにするには、「明るい服装」や「夜光反射材」を身につける対策が効果があると話す。
(山形県警本部 交通企画課・和田浩明課長補佐)
「暗い色と明るい色の服ではドライバーからの見え方が全く違う。夜光反射材は車のライトを反射しピカッと光る。ドライバーからより早く発見してもらえる」
「夜光反射材をつけていない場合の人の見え方」と「反射材を着けている場合の見え方」の2つを並べると一目瞭然。
ドライバーは早めに人の存在に気がつくことができる。
さらに、黒っぽい服装よりも、明るめの服を着た方が、歩行者の存在がはっきりと見えることもわかる。
一方で、運転手の側も、ただヘッドライトをつけるだけでなく、「上目=ハイビーム」を積極的に活用することで歩行者の存在に気がつきやすくなるという。
JAF・日本自動車連盟の実験映像。
時速80キロで走行中の車が人に気づいてブレーキをかけた際の、人までの距離を測った。
その結果、ハイビームの場合は100メートル以上手前で止まりまったが、ロービームではわずか9メートルと、違いは一目瞭然。
(山形県警本部 交通企画課・和田浩明課長補佐)
「(下目)ロービームと(上目)ハイビームでは照らせる距離が倍以上違う。遠くまで照らせば早く歩行者に気づき事故防止につながる。面倒でも対向車がいない時はハイビームに切り替えてほしい」
そして、これから迎える本格的な夏の時期は、いわゆる「ぼんやり運転」による重大事故にも注意が必要。
(山形県警本部 交通企画課・和田浩明課長補佐)
「夏は暑さや疲れで運転中にぼんやりしてしまい、死亡事故に繋がるケースが懸念される。歩行者も夕方以降に買い物や散歩の出かけるケースが出てくる。お互いに気をつけ帰宅するまで安全に道路を通行してほしい」
県内では7月21日から、「明るい山形夏の安全県民運動」が始まり、交通事故や水の事故を防ぐための啓発活動が行われる。