松くい虫被害のクロマツ・危険木を伐採 庄内海岸林の再生・被害拡大防止のため 山形
遊佐町から鶴岡市にかけて広がる庄内海岸林で深刻化する"松くい虫被害"について。松くい虫で枯れてしまった"危険木"が倒れる前に、事前に伐採する様子が報道陣に公開された。
16日に行われたのは、枯れて"危険木"となったクロマツの伐採。
庄内海岸林では、松くい虫によって枯れるクロマツが年々増え、倒木による人身事故など二次被害が懸念されている。
2026年3月には、国や県などでつくる「再生プロジェクト会議」が設置され、庄内海岸林の再生と被害拡大の防止に向けた取り組みが進められている。
16日はその一環で、危険木が倒れる前に伐採する様子が公開された。
庄内海岸林の松くい虫被害は、2025年度だけで約62万本に上る。
これは2024年度と比べて実に3倍以上の被害で、過去最悪となっている。
(庄内総合支庁森林整備課森づくり推進室・尾形俊成室長)
「危険木の伐採で、木がなくなって風が吹き込む場所が出てくるので、そこは優先的
に木を植えていく。海岸線はクロマツ、内陸側はクロマツ以外の樹種も活用しながら再生を図っていきたい」
県や鶴岡市は、危険木の伐採と合わせて松くい虫に強いとされる"抵抗性クロマツ"への植え替えも進めることで、地域の安全と庄内海岸林の再生の両方を目指すとしている。