【専門家に聞く】クマも山菜が大好物 山菜採り自体がクマ遭遇率高く危険 2026年は活動開始早い 山形
県内では5月に入り、山菜採りで山に入った人が相次いでクマに襲われ、1人が死亡・2人が大けがをしている。専門家は、「クマも山菜が大好物のため、山菜を採りに行くこと自体が危険だ」と警鐘を鳴らす。
5月5日、酒田市山谷の山林に山菜採りに入ったまま行方不明となっていた久松幸雄さん(78)の捜索にあたっていた警察と猟友会が遺体を発見した。
さらに、遺体のすぐ近くにいたクマ1頭を駆除した。
遺体の頭や腕には、歯形や深い爪の痕があったという。
久松さんの死因は切り傷による出血死で、クマに襲われて死亡した可能性が高いとみられている。
(リポート)
「車の中から安全を確認した上でお伝えします。おそらく男性はこの先に車を停めて、車から降りてすぐクマに襲われたとみられています」
クマによる人的被害は、朝日町と上山市でも相次いで発生した。
いずれも山菜採りのために山に入った男性がクマに襲われ、顔や頬を骨折するなどの大けがをした。
クマの生態に詳しい岩手大学の山内貴義准教授に話を聞くと...。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「クマとおそらく至近距離で遭遇して襲われた。一度人間と接触した個体の取り扱いは非常に難しい。次に人が近づいた時に、ものすごく凶暴になる」
山内准教授は、「今年(2026年)はクマの活動開始時期が例年よりかなり早い」とみている。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「通常、クマは3月ぐらいまで冬眠しているが、今年は春先暖かい日が続いて、冬眠明けがかなり早い。3週間くらい早い。冬眠明けが早くなると、早くからクマが活発に動く」
そして、2025年の秋に人里に頻繁に現れたクマが再び出没している可能性を指摘する。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「2025年秋に出没した個体が"里の味"、人間の周りにおいしいものがあると学習して、多くの個体がいま出没している」
さらに、この時期、最も注意が必要なのが「山菜採り」。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「人間は山菜採りに入るが、実は"クマも山菜が大好き"。人間が食べる山菜とクマが食べる山菜がほとんど重なるので、どうしてもクマと接触してしまう確率がやっぱり高い。人間が山菜に近づくと猛烈に攻撃してくる」
クマによる死者やけが人が全国的に相次いでいる中、「山菜採りで山に入ること自体が危険だ」という。
(リポート)
「山菜採りの男性はこの付近でクマに襲われました。周辺は緑が生い茂り、非常に見通しが悪い状態です」
県内で3人が襲われたのは、いずれも山の中の茂みの近く。
新緑が生い茂っていて、クマが近づいてきても見通しが効かない。
クマとの遭遇を防ぐため、山内准教授は「音で人の存在を知らせることが有効だ」と話す。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「まず鈴・ラジオなど音が鳴るもの。鈴は動いていないと鳴らないし、ラジオも山の中にいくと電波状況が悪く鳴らない。見通しの悪いところに入る際には"笛を吹きながら"」
県の推計によると、県内のツキノワグマの生息数は約2000頭に上るとみられている。
今後、クマは繁殖期を迎えさらに気性が荒くなるおそれがある。
どうしても山に入る必要がある場合は、十分な注意が必要。
県は、「現時点では入山規制などを実施する予定はない」としている。
一方、クマに襲われた遺体が見つかった岩手・八幡平市では、5月8日、緊急事態宣言を出し「山菜採りのための入山を控えるよう」呼びかけている。
この季節は山菜を食べたいだろうが、山菜よりも命を守る行動・判断を。
5月5日、酒田市山谷の山林に山菜採りに入ったまま行方不明となっていた久松幸雄さん(78)の捜索にあたっていた警察と猟友会が遺体を発見した。
さらに、遺体のすぐ近くにいたクマ1頭を駆除した。
遺体の頭や腕には、歯形や深い爪の痕があったという。
久松さんの死因は切り傷による出血死で、クマに襲われて死亡した可能性が高いとみられている。
(リポート)
「車の中から安全を確認した上でお伝えします。おそらく男性はこの先に車を停めて、車から降りてすぐクマに襲われたとみられています」
クマによる人的被害は、朝日町と上山市でも相次いで発生した。
いずれも山菜採りのために山に入った男性がクマに襲われ、顔や頬を骨折するなどの大けがをした。
クマの生態に詳しい岩手大学の山内貴義准教授に話を聞くと...。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「クマとおそらく至近距離で遭遇して襲われた。一度人間と接触した個体の取り扱いは非常に難しい。次に人が近づいた時に、ものすごく凶暴になる」
山内准教授は、「今年(2026年)はクマの活動開始時期が例年よりかなり早い」とみている。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「通常、クマは3月ぐらいまで冬眠しているが、今年は春先暖かい日が続いて、冬眠明けがかなり早い。3週間くらい早い。冬眠明けが早くなると、早くからクマが活発に動く」
そして、2025年の秋に人里に頻繁に現れたクマが再び出没している可能性を指摘する。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「2025年秋に出没した個体が"里の味"、人間の周りにおいしいものがあると学習して、多くの個体がいま出没している」
さらに、この時期、最も注意が必要なのが「山菜採り」。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「人間は山菜採りに入るが、実は"クマも山菜が大好き"。人間が食べる山菜とクマが食べる山菜がほとんど重なるので、どうしてもクマと接触してしまう確率がやっぱり高い。人間が山菜に近づくと猛烈に攻撃してくる」
クマによる死者やけが人が全国的に相次いでいる中、「山菜採りで山に入ること自体が危険だ」という。
(リポート)
「山菜採りの男性はこの付近でクマに襲われました。周辺は緑が生い茂り、非常に見通しが悪い状態です」
県内で3人が襲われたのは、いずれも山の中の茂みの近く。
新緑が生い茂っていて、クマが近づいてきても見通しが効かない。
クマとの遭遇を防ぐため、山内准教授は「音で人の存在を知らせることが有効だ」と話す。
(岩手大学・山内貴義准教授)
「まず鈴・ラジオなど音が鳴るもの。鈴は動いていないと鳴らないし、ラジオも山の中にいくと電波状況が悪く鳴らない。見通しの悪いところに入る際には"笛を吹きながら"」
県の推計によると、県内のツキノワグマの生息数は約2000頭に上るとみられている。
今後、クマは繁殖期を迎えさらに気性が荒くなるおそれがある。
どうしても山に入る必要がある場合は、十分な注意が必要。
県は、「現時点では入山規制などを実施する予定はない」としている。
一方、クマに襲われた遺体が見つかった岩手・八幡平市では、5月8日、緊急事態宣言を出し「山菜採りのための入山を控えるよう」呼びかけている。
この季節は山菜を食べたいだろうが、山菜よりも命を守る行動・判断を。