世界にここだけ! ミヤマカスミザクラ見ごろ 緑の葉にかれんな白い花びらが映える 山形市・野草園
平地ではサクラのシーズンは終わってしまったが、標高が高いところではまだサクラを楽むことができる。山形市の野草園では、世界でここでしか見ることができない珍しいサクラが見ごろを迎え、訪れる人を楽しませている。
標高550メートルの場所にある山形市の野草園。
新緑が芽吹き始めた園内で、いま見ごろを迎えているのが...。
(リポート)
「こちらが世界で1つだけと言われているサクラ、ミヤマカスミザクラ。まだ少しつぼみのところがありますが、ほとんど花が開いていてまもなく満開になりそうです。緑の葉に白い花びらが映えてとてもきれいです」
ミヤマカスミザクラは、「ミヤマザクラ」と「カスミザクラ」が自然交配したサクラ。
もともと園内に自生していたものを職員が発見し、2012年に新種のサクラと認められた。
(山形市野草園・佐竹惠一さん)
「ミヤマザクラの特徴とカスミザクラの特徴、両方が表れている。それがこのミヤマカスミザクラ」
佐竹さんお手製のイラストで見てみると、元となる軸から何本も枝分かれして花が咲くのが「ミヤマザクラ」。
花びらの先端が咲けているのが「カスミザクラ」の特徴。
そしてもう一つ、このサクラは花が咲くのと同時に葉が出るが、これは日本に自生するサクラの特徴だそう。
2026年は例年より1週間ほど早く4月24日に開花し、今は7分~8分咲きとなっている。
「この木がミヤマカスミザクラ」
「それで世界に1本しかない? どれぐらい経っている?」
「年数は80年」
「すごいなしっかり見ておこう」
30日も、平日にも関わらず多くの人が世界でここだけのサクラを見に訪れ、じっくり眺めるなどして楽しんでいた。
(市内から)
「美しい。葉っぱと一緒に出てくるサクラきれい。しかもこんなに清涼な空気の中で。来た甲斐があった」
(福島から)
「これを目当てに来た。非日常というか仕事のストレスを忘れる」
(市内から)
「かれんなところが良い。色が白くてきれい。写真を壁紙にしようかなと思う、待ち受け」
ミヤマカスミザクラはあと数日で満開となり、ゴールデンウイークいっぱい見ごろが続くという。
(山形市野草園・佐竹惠一さん)
「最近では野草園のシンボル的なサクラになっている。ミヤマカスミザクラも当然だが、実は野草園には日本に自生しているサクラの大部分を植栽している。サクラ全体を見て楽しんでもらいたい」
園内ではミヤマカスミザクラの片親「カスミザクラ」が見ごろの終盤を迎えていて、「ミヤマザクラ」はあと1週間ほどで開花しそうだという。
2026年は暖かさでどの花も例年より1週間ほど早く咲いていて、いつもはまだ咲いていないツツジも赤や紫のきれいな花を咲かせていた。
ゴールデンウイーク期間中はさまざまなイベントも予定されていて、5月4日のみどりの日には無料開放される。