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32人の個性輝く作品・設計が一堂に 「卒業進級制作展」2月15日まで 山形・山形デザイン専門学校

山形デザイン専門学校で学んだ学生の卒業制作などを集めた展示会が始まった。これから社会に羽ばたく学生たちの、個性あふれるアイデアが並んでいる。

2026年で51回目となる卒業進級制作展には、「ビジュアルデザイン科」と「環境デザイン科」の卒業生12人と1年生、計32人の作品や設計が展示されている。

ビジュアルデザイン科で最優秀賞に選ばれたのは、粘土で作られた小さなケーキ。

(ビジュアルデザイン科2年・小林美結さん)
「一番気に入っているのは、バラとバレエシューズのケーキ。夢に向かっていく人に向けて、華やかにかれんに羽ばたけるようにという気持ちで、かわいらしく作った」

ケーキは食べたら消えてしまうが、ミニチュアにすることで「ケーキに込めた思いも残したい」との発想で作られた。

(ビジュアルデザイン科2年・小林美結さん)
「形に残るケーキは思いも残ると思うので、ケーキで人と人とを美しくつなげられたらうれしい」

そして、会場内に流れていたミュージックビデオの原作となっているのは...。

(ビジュアルデザイン科2年・加藤唯さん)
「父親が制作した小説」

加藤さんは、15年前に父親が書いた小説「まほろば天女ラクシュミー」をもとに、ミュージックビデオを制作した。

キャラクターは、「冬咲きぼたんまつり」や「青竹ちょうちんまつり」など、高畠町のイベントから着想を得て、加藤さんの母親が描いたもの。

(ビジュアルデザイン科2年・加藤唯さん)
「あらためて小説を読んでみて面白いと思い、アニメーションにしてもっと多くの人に知ってもらいたいと思った」

当時、5歳だった加藤さん。
大人になったいま気づいた作品の面白さをより多くの人に知ってほしいと、15年前のデザインを現代風にアレンジ。
アニメーションという形で自分の思いを詰め込んだ。

(ビジュアルデザイン科2年・加藤唯さん)
「私自身、父の小説・高畠町のよさを気づくきっかけになった。この作品でより多くの人に、高畠町に住んでいる人・住んでいない人も、町の魅力に気づいてもらえたら」

そして、環境デザイン科の最優秀作品は...。

(環境デザイン科2年・齋藤雅さん)
「テレビで地方都市以外、東京の23区でも高齢化・過疎化という問題があると知った。山形にずっと住んでいて、東京は全部都会という認識だったので驚いて目をつけた」

尾花沢市出身の齋藤さんは、地方と都会が抱える人口問題に着目し、東京の奥多摩湖の自然の中に「人をつなぐ福祉施設」を設計した。

(環境デザイン科2年・齋藤雅さん)
「屋根と地面がつながっている。高齢者・地域住民・観光客、いろんな人・物体が境界なくゆるやかにつながっていくように落とし込んだ」

それぞれの個性が輝く山形デザイン専門学校の卒業進級制作展は、2月15日まで開かれている。