約550点の菊の花鮮やかに咲き誇る・色や大きささまざま 5日まで 山形・南陽の菊まつり
日本一の歴史と伝統を誇る南陽の菊まつりの会場では、愛好者たちが育てた菊の花が見ごろを迎え、訪れる人たちを楽しませている。
 
 南陽の菊まつりは前期と後期の2回に分けて開かれ、現在、中央花公園を会場として開かれている後期イベントの目玉は愛好者による展示会。
 
 愛好家は、毎年10月末に行われる品評会の日に最高の見栄えとなるよう調整し、会場には色や大きさもさまざまな約550点がまさに競うように咲きそろっている。
 
 また、まつりの名物のひとつ、けんらん豪華な菊人形も見ごたえ十分。
 2025年は、江戸歌舞伎の代表的な演目とされる「暫(しばらく)」がモチーフで、菊の衣装を身にまとった登場人物たちの迫力ある立ち姿が、来場者を強くひきつけている。
 
 (山形市から)
 「本当にきれいで、心が洗われるよう」
 
 (庄内町から)
 「こうやって花に囲まれて...そんな趣味を持って作っている人がいっぱい居ると実感した」
 
 南陽の菊まつりは5日まで開かれている。