自民党総裁選は4日に投開票が行われ、高市氏が新総裁に選ばれた。県選出の3人の国会議員・県民は何を期待するのか。
5人が立候補した自民党総裁選は、決選投票の結果、高市早苗前経済安保相が小泉進次郎農水相を破り新総裁に選ばれた。
県選出の国会議員3人の対応は次の通り。
遠藤利明衆院議員・加藤鮎子衆院議員は、1回目・決選投票ともに小泉氏。
旧茂木派の鈴木憲和衆院議員は、1回目は茂木氏に投票、決選投票での対応は明らかにしていない。
3人は高市新総裁への期待を次のように述べた。
(遠藤利明衆院議員)
「自民党の総裁選はいろいろあっても結果が出たらみんなでまとまって進む。物価高・景気対策をしっかりやり国民の信頼を得る、それに尽きる」
(鈴木憲和衆院議員)
「今はやると言ったことを責任をもって政治家がやれるか試されている。そういう意味では高市新総裁は適任。総裁だけでなく一人ひとりが今の制度ではおかしい点をスピーディーに対応し結果を出す。このことで信頼を取り戻すべき」
(加藤鮎子衆院議員)
「女性という刷新感を武器に、高市新総裁にも改革を引っぱってもらいたい。総務相の経験も生かし、地方創生や経済状況を良くすることに力を発揮してほしい」
一方、県内の党友・党員による「地方票」は、小泉氏が2438票、高市氏が1639票などとなり小泉氏が最も支持を集めた。
自民党県連によると、投票率は75.08%で、2024年の前回と比べ1.21ポイント上がった。
高市新総裁への期待感について、県民からはさまざまな声が聞かれた。
(無職・70代)
「『頑張る、頑張る』と言っているから、多分やってくれると思う」
(個人事業主・50代)
「今までにない女性首相になってもらい、速やかに日本経済の活気をとり戻してほしい」
(無職・60代)
「今ままで総裁・首相は男性ばかりだったから、違う視点もあるかもしれないのでいいかなと」
(会社員・20代)
「社会の不平等の是正、そういったことに向けどれだけ尽力してもらえるかがこれから要点になってくるのかなと」
一方で、「高市氏が総裁になっても、自民党は変わらない」という人も。
(無職・80代)
「内閣の人事にしても裏で手を引く麻生氏がいるような気もして。それが心配でいまいち高市氏の中身がわからない」