長井市で、特産の在来枝豆「馬のかみしめ」の収穫が始まった。品質は上々でおいしい枝豆に仕上がったそう。
「馬のかみしめ」は濃い味が特徴の在来枝豆で、豆の表面に馬がかんだような模様が出ることからこの名前がつけられた。
現在は、長井市内4軒の農家が計4.5ヘクタールで生産している。
時庭地区にある遠藤孝志さんの畑では、2025年もほぼ平年並みの9月27日から収穫が始まった。
30日朝も、枝豆がたくさん実った株を、鎌を使って1本ずつ刈り取っていた。
2025年は種まきの時期に雨が多かったことや、暑い日が続いたことで栽培に苦労したというが、9月に入ってからの雨が良い生育につながり、品質は上々だという。
(遠藤孝志さん)
「一時期は『これ、どうなるんだろう』とかなり心配したが、無事に収穫を迎えられてひと安心。まだまだ暑い日が続いているので、この豆を食べてビールなどと一緒に楽しんでもらえたら」
収穫作業は10月10日ごろまで続き、長井市内の道の駅や産直施設で販売される。