5日朝早く、鮭川村の養鶏農場でボイラーやたい肥などを置く建屋1棟が全焼する火事があった。けが人はいなかった。
5日午前5時前、「やまがた最上どり」を生産するアイオイの養鶏農場3カ所のうち、鮭川村庭月にある三ノ平ファームの女性従業員から、「たい肥舎のボイラー付近が燃えている」と消防に通報があった。
火は約6時間後に鎮火した。
たい肥舎1棟が全焼、常時9万羽を育てている鶏舎5棟のうち2棟の一部に延焼。けが人はいなかった。
「たい肥舎」にはボイラーや鶏糞などが置かれていて、会社によると建屋では鶏糞を燃料にボイラーを燃焼させ、鶏舎の床暖房に利用していたという。
従業員が監視カメラを確認したところ、午前3時前にはボイラー付近から火の手が上がっているのを確認できたということで、警察と消防はボイラー付近を重点に出火原因を調べている。