23日は山形市で最高気温36.8℃を記録するなど、各地で危険な暑さとなった。24日も県内は猛暑日となる見込みで、気象庁が熱中症対策を呼びかけている。
ギラギラと照りつける太陽。
県内は朝から気温が上がり各地で危険な暑さとなり、県内4つの地点で35℃以上の猛暑日となった。
<日中の最高気温>
山形36.8℃
大江町左沢 36℃
東根 35.6℃
米沢 35.4℃
気象庁は県内に「熱中症警戒アラート」を発表し、対策の徹底を呼びかけた。
県内の各消防によると、23日午後4時の時点で5人が熱中症の疑いで病院に運ばれた。このうち山形市では80代男性が重症で、自宅の庭で倒れていたところを妻が発見した。
また遊佐町では22日正午すぎ、田んぼの草刈りをしていた80代の女性が「心肺停止」の状態で病院に運ばれ、その後死亡が確認された。
消防によると、熱中症によって亡くなったとみられ、2025年県内で熱中症による死者は初めてとなる。
県内は24日も猛暑日となるところがある見込みで、予想される最高気温は山形35℃、米沢・新庄34℃、鶴岡33℃などとなっている。
<熱中症対策>※気象庁
●屋内ではエアコンを適切に使用し、涼しいと感じる環境で過ごすこと
●屋外への外出はなるべく短時間にして暑い時間を避けること
●こまめに水分・塩分を補給すること