全国的に流行が続いている「りんご病」について、県内の患者数も依然警報レベルが続いている。また、新型コロナウイルスの患者数も増えていて注意が必要。
「伝染性紅斑」いわゆる「りんご病」は子どもを中心に流行し、かぜのような症状が出たあとほおや手足に発しんが出る。
妊婦が感染した場合は、流産の原因となることもある。
県衛生研究所によると、8月17日までの1週間に県内の定点医療機関で報告されたりんご病の患者数は63人で、前の週より89人減った。
お盆で休みの医療機関があり報告数は減ったが、1定点医療機関あたりの患者数は3.32人と、19週連続で警報レベルが続いている。
保健所別にみても、すべての保健所管内で警報レベルとなっている。
また、同じ期間に報告された新型コロナウイルスの患者数は209人で、前の週より60人増えた。
県は、毎年交流が増える夏休み期間に患者数が増える傾向があることから、手洗いやマスクの着用など感染対策の徹底を呼びかけている。