政府が増産の方針を示したコメ政策について、吉村知事は会見で理解を示した上で「コメ増産へのさまざまな課題に政策を打ってほしい」と述べた。
5日、石破首相がコメ価格の高騰は「生産量の不足」が要因であることを認め、これまでの生産調整に区切りをつけ、2027年度以降「増産にかじを切る」と明言した。
これについて吉村知事は7日の定例会見で、「政府の方針に応えたい」との考えを示した。
(吉村知事)
「食糧安全保障からもコメの安定生産は国を挙げてやるべき。コメの主産県としてできる限りの貢献をしていきたい」
その上で、さらなる増産を行うためには「生産者の高齢化」「離農者の増加」が課題だとして、政府の協力が不可欠だと強調した。
(吉村知事)
「コメを再生産できる価格整備や環境整備が重要。さまざまな課題を明らかにし国が政策を打ってほしい」
吉村知事は政府のコメの需給見通し発表後、県農業生産協議会で増産を検討していくとしている。
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