夏の中断期間が終わり、J2リーグが再開した。モンテディオ山形は2日、アウェイで甲府と対戦。5月にホームで敗れた相手だったが、敵地で雪辱を果たした。
(横内昭展監督)
「失点をどう減らしていくかはミーティングや選手と話をしながらそこにこだわってやってきた。ぜひリーグ戦ではその成果を出していきたい」
先週の取材でそう話していた横内監督。
甲府には、2025年5月の対戦で大量4点を奪われ敗れていた。
失点を減らした上でどう勝利をつかむのか、ここまでの成果が試される。
山形は前半10分、野嶽のロングパスが右サイドを駆け上がる氣田に通る。
氣田は自ら持ち込みディフェンダーを切り返しでかわすと、すかさずシュート。
山形が氣田の今シーズンリーグ戦初ゴールで先制し、アウェイに駆けつけたサポーターが沸いた。
山形はさらに6分後、またもロングボールからチャンスを作る。
國分のスルーパスに土居が反応しそのままシュート。3月以来、約5カ月ぶりとなるキャプテンのゴールで甲府を突き放す。
しかし折り返したあとの後半9分、カウンターからスルーパスを通されてしまい相手を止めきれずに失点してしまう。
それでも後半27分、途中交代の坂本がサイドからドリブルで持ち込み止まることなくシュート。再びリードを2点に広げる。
山形は甲府が得意とするセットプレーに対しても最後まで集中を切らさず、そのまま3対1で勝利。
5月の雪辱を敵地で果たし、夏の攻勢へ一歩を踏み出した。
(MF88・土居聖真選手)
「僕らの順位では勝ち点3が1つも落とせないので、まず全員で勝ち点3を取れたのはよかった」
(横内昭展監督)
「選手とそれをデザインしてくれるスタッフが日々セットプレーからの失点を減らすために努力してくれている。きょうはそこから失点しなかったことが非常によかった」
山形の次の試合は中3日での天皇杯。6日、ホームでJ1浦和との対戦。