この日を切実に待っていた人も多いのではないだろうか。車両故障の影響で大規模な運休が続いていた山形新幹線が、1日朝から通常ダイヤでの運行を再開した。利用者からは安どの声が聞かれた。
(リポート)
「およそ1カ月半ぶりに東京との直通運転が再開された山形新幹線が、いま山形駅に入ってきました」
6月に発生したE8系の車両トラブル。
以来、県内から東京への直通運転は一時、上下線それぞれ1本ずつにまで激減。
ほぼすべての列車が福島~山形・新庄間での折り返し運転となっていた。
発生から約1カ月半が経った1日、ほぼ通常ダイヤでの運行を再開した。
点検で故障が確認されなかったE8系車両の運行も始まっている。
東京~新庄間が乗り換えなしで移動できる日常が戻り、利用者からは安どの声が聞かれた。
(利用客)
「もともとは仙台経由で東京へ向かう予定だったので、山形新幹線が直通運転を再開して東京に直通で行けるようになって良かった」
「山形に行くと決まってから直通運転をしていないことを知ったので、福島での乗り換えが不安だったので再開して良かった」
「(Q.今日から直通運転だが)乗り換えが怖いので、ラッキーだったなと思う」
折り返し運転が続いていたこの1カ月半の間に新幹線を利用していたという人は...。
(利用客)
「上野から乗ってきました。2カ月の間にちょうど来ているので、故障期間の2回は大変だった。きょうは待ちに待っていた。良かった」
ようやく通常ダイヤになった山形新幹線だが、臨時列車については影響が残る。
お盆期間中に計画されていた臨時列車131本は、用意できる車両が限られるため58本に変更となった。
期間中は奥羽本線・仙山線の車両を4両から6両に増やして対応するという。