鶴岡市で、長年大切にしてきた人形やぬいぐるみに感謝の気持ちと別れを告げる「人形供養」が行われた。
「人形供養」は、冠婚葬祭を手掛ける「アークベル」が毎年企画しているもので、県内や新潟県の11の式場で行われた。
このうち鶴岡市の式場では、持ち込まれたひな人形や節句人形、ぬいぐるみなど、約3000体が祭壇に並べられ、読経をして供養がおこなわれた。
(参列した男性)
「家を見守ってくれたり、子供たちが一緒に抱っこして寝たりして、本当にありがとうございますという気持ちできょうは来たところ」
人形は、どれも子供や孫の成長と共に大切にされてきたもので、参列した人は感謝とねぎらいの気持ちを込めて焼香し、静かに手を合わせていた。