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【豪雨災害から1年/山形】(4)「帰ってきた」と思ってもらえる宿に...ホテル紅葉館・移転新築へ 鮭川村 7/25

2024年7月の大雨で裏山が崩れ、営業を再開できずにいた鮭川村のホテルが移転に向けた一歩を踏み出すことになった。

鮭川村・羽根沢温泉にある「ホテル紅葉館」には、大雨で裏山が崩れたことで大量の土砂が流れ込んだ。
約1メートル50センチの土砂が積もり、水や温泉などを汲み上げるポンプも止まった。あれから1年...。

(ホテル紅葉館・元木洋典さん)
「(Q.去年に比べると?)一番下の部分はきれいになっている」

裏山の工事は完了していないが、一部の土砂は撤去されきれいな状態になっていた。
土砂が流れ込んだ倉庫も使えるようになった。
一方でホテルの建物内は、友人たちの力を借りて泥をかき出したあとから変わっていない。

(ホテル紅葉館・元木洋典さん)
「最初はここで再開するつもりでいたので、少しでも早く土砂をかいてきれいにして何とか再開させようと思っていたが、裏山の危険性が大きかったからここでの再開は諦めた」

その後、元木さんは裏山がまた崩れるのではと考え、思い出の詰まったホテルの廃業と移転・新築を決めた。

(ホテル紅葉館・元木洋典さん)
「昨年、ボランティアに携わってくれた人たちに恩返しをしたいなという思いもあったので、何とか頑張って前に進めてみようという思いになった」

移転場所として検討しているは約100メートル離れた自己所有地で、すでに地質調査や使っていない建物の撤去などを進めている。
想定では、部屋数を少なくし、平屋のバリアフリーな宿を目指す予定。

(ホテル紅葉館・元木洋典さん)
「『帰ってきたな』と思えるような宿にしたいと思っている。昨年手伝ったもらった多くの人が集まれる空間にしたい」



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