村山市の魅力を広く知ってもらおうと、市内の高校生が独自の「観光検定」を作り完成報告会が開かれた。さっそく市の観光のプロたちが検定に挑んだが、その得点は?
「村山市観光検定」は、市内の隠れた魅力を広く知ってもらおうと、村山産業高校・流通ビジネス科の生徒9人が作った。
この観光検定は初級・中級・上級の3つに分かれていて、それぞれ18問が出題され75点以上が合格。
22日の完成報告会で、生徒たちから説明を受けた市観光物産協会の会長と市観光課の課長、いわゆる"村山市の観光のプロ"2人が検定に挑戦した。
(村山市観光物産協会・矢口勝彦会長)
「(Q.どんな問題?)村山市東沢にある虚空蔵院の菩薩にはどのような利益があるか。ちょっと難しい。交通安全かもしれないし、恋愛成就ではないか。(Q.自信は?)ない」
果たして、検定の結果は...。
(村山市観光物産協会・矢口勝彦会長)
「落第だ。(Q.何点?)上級で60点。きょう付けで会長辞任します」
(村山市商工観光課・奥山寛幸課長)
「上級は70点で、合格ラインの75点に届かなかった。村山市に来た県外の人であれば楽しんで問題を解いてもらえると期待している」
生徒たちが村山市の魅力をつめ込んだ観光検定は、インターネット上で無料で何度でも受けることができる。
(生徒)
「知っているところから、まだまだ知らない村山の魅力まで、もっといろいろな人に伝えたいと思って作りました」
「去年の先輩たちが作ってくれた問題を自分たちで添削したり、新しく調べたりして、村山市の魅力を楽しく知ることができる検定を作れるよう頑張った」
検定は2026年3月1日まで受検できる。