人目につきにくい場所で行われる不法投棄に対し、村山市で市の職員や地域の有志などによるゴミの回収作業が行われた。
タイヤやビニール・洗濯機、これらは全て「不法投棄」されたもの。
14日、村山市の山中で不法投棄が行われた場所のゴミの回収作業が行われた。
これは県や市町村のほか産業廃棄物の処理に係わる企業などで作る協議会が行ったもので、県や市の職員のほか地元の有志など16人が作業を行った。
この場所での被害は地元の人が見つけたことでわかった。
(リポート)
「不法投棄禁止と書かれた山なのですが、こちら20分ほどでたくさんのごみが回収されました」
目に見える所だけではなく、土の中に埋められたり見えにくい奥まった場所に捨てられたりしたゴミもあり、現状を回復するのは容易なことではない。
(戸沢環境部会長・川越和政さん)
「農機具関係とか大きいものもたくさんある。まだ奥の方にも何台かある。これからどうしようかなとみなさんで相談して対策を考えたいと思う」
県によると、県内で不法投棄が確認された場所は2002年度末の時点で147カ所あった。
パトロールやカメラによる監視の成果もあり、近年新たに発見される場所は1桁台に減っている。
協議会は原状回復と合わせ、今後も継続して未然防止に取り組んで行く方針。