参院選での態度を明らかにしていない吉村知事は、すでに選挙戦が始まっているが言葉を濁した。どの陣営を支援するかについて吉村知事は、「白黒はっきりするのは難しい」と述べた。
参院選公示からすでに1週間が経った9日の会見でも、吉村知事はまた明言を避けた。
(吉村知事)
「ずっと応援してもらった人から5期目で応援してもらった人までいろいろある。白黒はっきりするのは非常に難しい状況。後援会のみなさんの話・意見・考えを聞きたい」
吉村知事は、過去の選挙で受けた協力への「恩返し」として、これまでは「野党系の候補」を支援してきた。
しかし2024年の衆院選では、7月の豪雨災害の対応への「恩返し」として初めて「自民候補」の事務所も訪問。
2025年1月の知事選でも、「自民が相乗り」する形で支援を受け当選を果たしている。
このため、今回の参院選で吉村知事がどの陣営を支援するかに注目が集まっているが、吉村知事は14日から投開票日前日の19日まで、台湾での県産フルーツPRのため山形を離れる予定。
さらに、長引く新幹線のトラブルなど目の前の公務にまい進するとして、参院選の候補者の事務所訪問については未定だとしている。
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