副知事を1人から2人に増やす条例改正案が県議会で可決された。その後、吉村知事が人事案を提出し、新たな副知事として国交省官房参事官の折原英人氏が選ばれた。
県議会6月定例会の最終日の7月1日、「副知事2人制」を復活させるための定数条例改正案の採決が行われ、賛成多数で可決された。
可決後、吉村知事は、以前から新たな副知事として有力視されていた国交省官房参事官の折原英人氏を充てるための人事案を提出し、そのまま賛成多数で同意された。
折原氏は1998年に旧運輸省に入り、鉄道局での勤務や航空局・航空ネットワーク部近畿圏・中部圏空港課長などを歴任。
吉村知事は、県内のインフラ整備や災害復旧などの課題に対応するため、折原氏が副知事に適任と判断したという。
(吉村知事)
「折原氏はさまざまな課題に対し、私と高橋副知事と一緒に連携して山形県政を前に進めてもらえる人」
吉村知事は今後、2人の副知事がそれぞれの得意分野で業務を分担し、県政課題に柔軟に対応したいとしている。