県内で5月に倒産した企業は12件で、前の月と比べて2倍に増えた。一方、負債の総額はあわせて約16億円と前の月と比べて減っている。
帝国データバンク山形支店によると、県内で5月に倒産した企業は12件で、前の月から倍増した。
一方、負債の総額は計16億500万円で、前の月と比べて9億円余り減っている。
これは、前の月は負債11億円の大型倒産があった一方で、5月は負債額1億円未満の小規模な倒産が半数を占めたことが要因とみられる。
業種別では、建設業が5件、製造業・小売業が各2件、不動産業・卸売業・その他が各1件だった。
帝国データバンク山形支店は、「トランプ関税による輸出の伸び率低下、個人消費の伸び悩みなど日本経済全体に及ぼす影響も注目される。当面は、緩やかな増加局面が続く見通しである」と分析している。