3日夜、酒田市の市街地にある寺にクマが出没した。クマは現在も寺の床下にいるとみられ、市や警察がわなを設置し捕獲を試みている。
クマが出没したのは酒田市若竹町の法輪寺。
警察によると、3日午後8時すぎ、寺の関係者が防犯カメラを確認したところ、クマ1頭が本堂の床下に出入りする様子が映っていた。
現場は酒田市役所から南に約1.5キロある住宅街で、市は3日夜、対策本部を立ち上げ若竹町とその近隣に防災行政無線で注意を呼びかけた。
またクマを捕獲するため本堂の床下をバリケードで囲み、ドラム缶型の箱わなを設置しているが、これまでのところ捕獲には至っていない。
市は近くの住民に対し、建物にクマが入らないよう出入口に必ず鍵をかけること、クマを寄せつける食べ物などを外に放置しないことを呼びかけている。