4月に開幕した大阪・関西万博で、県内の自治体も会場でPR活動を行っている。18日には村山市が参加し、市が発祥とされる「居合道」などの魅力を世界に発信した。
4月に開幕した大阪・関西万博には約160の国や地域が参加している。
18日は万博期間中に設定された「ブルガリア・ナショナルデー」。
村山市は、4年前の東京五輪で金メダルを獲得したブルガリアの新体操チームのホストタウンだった。その縁で、18日にブルガリアのパビリオンでPRを行うことになった。
会場には、村山市の副市長や観光関係者など36人が訪れ、500インチの巨大モニターを使い、これまでの村山市とブルガリアの交流についてPRした。
また、ブルガリアの選手や日本女子体育大学の学生などによる新体操の実演が行われた。
特に人気だったのが「サムライステージ」。
村山市が発祥とされる「居合道」をメインステージで披露し、実際に刀を抜いて豪快な技で観客を圧倒した。
同行した村山市政策推進課の冨樫さんは、「居合道で斬った瞬間に歓声が上がった」「世界の人たちに村山市の魅力を伝えるいい機会だった」と話していた。
県内からは今後、ほかの自治体や団体も会場に出向く予定で、6月14日には東北6県で行われている「東北絆まつり」が万博会場に出張し、パレードやステージでの演舞を行う。