県内で、伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」の流行が続いていて、「警報」レベルは5週連続となっている。
伝染性紅斑は、かぜのような症状が出た後、ほおや手足に発しんが出るウイルス性の感染症で、子どもを中心に流行する。
両ほおがリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれる。
県衛生研究所によると、5月11日までの1週間に県内26の小児科で確認されたリンゴ病の患者数は84人だった。
前の週から5人減ったが、1医療機関あたり3.23人と、5週連続で警報レベルとなっている。
保健所別では村山が6.29人と最も多く、置賜4人、山形市2.33人、庄内1.86人などとなっている。
リンゴ病は飛まつや接触で感染が広がることから、県は手洗いのほか、適切なマスクの着用やせきエチケットを心がけるよう呼びかけている。