風車の羽根が落下した秋田の事故を受け、酒田市は市が運営する風力発電所で点検を実施した。
この事故は5月2日、秋田市・新屋海浜公園の陸上風車から羽根が落下し、近くで81歳の男性が倒れているのが見つかり、その後死亡したもの。
事故を受け酒田市は、7日、市が運営する「十里塚風力発電所」の定期点検に合わせ、通常では行わない風車を止めた上での安全点検を行った。
市によると、管理する3基の風車はいずれも事故があった秋田のものと「メーカー」や「大きさ」が同じだという。
7日は近くにクマが出没していた影響から、市の職員が車内から双眼鏡を使って傷やゆがみがないかを確認したが、「異常」や「通常とは異なる音」などは確認されなかった。
風車に関しては今後、建設工事を行った事業者も臨時の点検を検討しているという。