夏に行われる花笠まつりに合わせ、山形駅周辺にたくさんのちょうちんを飾るプロジェクトが2025年も始まった。山形市の小学校でちょうちんが配られ、子どもたちが願いを込めて絵を描いていた。
7日、出羽小学校の4年生71人にちょうちんが渡されることで始まったのは、山形駅の周辺にたくさんのちょうちんを飾る「願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクト」。
このプロジェクトは、コロナ禍真っ最中の4年前、山形を少しでも元気にしたいとの思いで始まり、花笠まつりの時期に集まったちょうちんで市中心部を彩るというもの。
2025年は、山形市内9つの小学校や企業などにちょうちんが配られる予定で、その数は合わせて1000を超える。
ちょうちん一つひとつに、子どもたちがそれぞれの願いを込めた絵を描いていく。
(子ども)
「犯罪をなくすための絵を描きたい。良いことにはマルをつけて、悪いことにはバツをつける」
「年が経つことにどんどん緑が減ってきているから、"自然を大切に"ということを描こうと思います。草などいっぱい描いて、増えているなって感じにしたい」
「"山形を大事にしよう"。おいしいものがいっぱいあるし、優しい人もけっこういるから、山形を大事にする」
(願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクト実行委員長・伊藤誠さん)
「願い事を見てもらい少し心が和んだり、幸せな時間を提供できたらいいと思っている。県外から来た人に、山形市の子どもたちが『自分たちを出迎えてくれてる』という雰囲気を作れたらいいと思っている」
ちょうちんは7月11日~8月17日にかけて山形駅周辺に飾られる。