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冬の使者「ハクチョウ」300羽飛来 高速道路の雪氷作業車出動式・そろそろ灯油の準備も 山形 10/16

酒田市の最上川にシベリアから300羽のハクチョウが次々に飛来していて、ひと足早い冬の訪れを告げている。

15日の日没前に撮影した酒田市の「最上川スワンパーク」の様子。
午後4時半を過ぎると、ハクチョウは寝床である最上川に続々と戻ってくる。

「酒田市白鳥を愛する会」によると、今シーズン、ハクチョウの第一陣約300羽の飛来が確認されたのは2024年より約3日遅い10月13日。

飛来したハクチョウは毎朝6時前、日の出とともにエサ場である近くの田んぼに飛んで行き、夕方5時ごろに川へ戻ってくるのが生活リズム。

酒田市の最上川周辺には毎年1万羽を超えるハクチョウの大群が、冬を越すためはるばるシベリアから渡ってくる。

近年は、繁殖の成功率が上がっているとみられ、灰色をしたハクチョウの子ども・「幼鳥」も多く見られる。
10年前と比べると、最上川に飛来するハクチョウは約3000羽増えて1万3000羽に上るという。

白鳥を愛する会は、「ハクチョウがまたこの地を越冬地に選んで来てくれたので、音や光で刺激せず距離をとって見守ってほしい」と話している。

ハクチョウの飛来は11月上旬にかけてがピークで、2026年3月ごろまで最上川で冬を越す姿を楽しむことができる。

一方、山形市の山形北インターチェンジでは除雪車両の出動式が行われ、道路を管理するNEXCO東日本の職員や警察などがシーズン中の除雪作業の安全を祈願した。

NEXCO東日本山形管理事務所では、山形道と東北中央道の計130キロを管理している。

昨シーズンは月山方面・宮城方面ともに、ここ数年よりも山沿いでの降雪量が多く、過去3年では最も多い1100回を超える除雪作業が行われた。

また、凍結防止剤の散布作業は過去最多の1900回以上に上り、ほぼ毎日作業車が出動したという。

2025年は除雪関連の車両を93台配備し冬の作業に備える。

(NEXCO東日本山形管理事務所・佐藤博所長)
「初冬季は事故が多発する傾向があるので、車間距離を十分にとってスピードを抑止して、急ハンドル・急ブレーキを抑えて安全に走行してほしい」

昨シーズンの山形道での初雪の観測は11月18日。
NEXCO東日本と警察は、冬タイヤの早めの装着を呼びかけている。

そして、朝晩の冷え込みが増し、そろそろ「灯油」が欠かせない時期となる中、16日、最新の価格が発表された。

石油情報センターによると、14日時点の県内の灯油の平均店頭価格は18リットルあたり2124円で、前の週から22円値下がりした。
値下がりは2週ぶり。
ただし2024年の同じ時期と比べると85円、2023年と比べると160円高い。

一方、レギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり181.3円で、前の週から1.2円値下がりした。
値下がりは2週連続。全国平均と比べると6.6円高く、全国で4番目の高値。

また、ハイオクは192.3円で、レギュラーと同じく1.2円の値下がり。軽油は1円下がって163.7円だった。

石油情報センターは「産油国が増産の方針で原油価格が値下がりしたことが値下がりの要因」とした上で、来週については「小幅な値下がりになる」と予想している。



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