きかっけは「地元のコメと水を使ったおいしい酒が飲みたい」という希望で、20年前に誕生した日本酒の話題。2025年も山形市の西山形地区で作付けされた酒米の稲刈りが行われ、約40人が汗を流した。
山形市西山形地区の住民グループ「西山形の酒を造る会」は、地域活性化を目的に20年前から地元にこだわった酒造りを続けている。
5月に田植えをして育ててきた酒米「出羽燦々」が実り、23日に住民や会員など40人が集まって稲刈りに汗を流した。
(参加者)
「おコメを鎌で切るところがザクっといって楽しい」
「この活動が好きで東京から通っている。日本の文化だし神事なので稲刈りを残していかないといけないと思う」
市内の男山酒造では、この酒米を使ってかつて市内に存在した村の名前にちなんだ特別純米酒「柏倉門傳」を20年前から作っている。
(参加者)
「みなさんで作って楽しむ酒なので、格別のおいしい味がするのではないかと今年も楽しみにしている」
(西山形の酒を造る会・柏倉明裕さん)
「今年はちょっと雨が降らなかったので心配だったが出来はいいみたいなので、男山酒造に任せていい酒が出来るのではないかと思っている」
販売は主に「西山形の酒を造る会」の会員向けの予約制で、2025年の申込期限はすでに終わっている。
4合瓶の特別純米酒8本が1万2000円。
2025年は合わせて約9000本が仕込まれる予定で、12月に完成し届けられる。
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