新庄市で、農林大学校の学生たちが育てた農産品を販売する「農大市場」が開かれた。旬のブドウや、"彼岸の入り"を前に彼岸用の花束も売り出され、人気を集めた。
(学生)
「お買い上げありがとうございます!」
「農大市場」は、農産物の栽培だけでなく、自ら販売することで生産意欲の向上につなげようと、2005年から毎年開かれている。
各ブースには、学生たちが栽培した野菜やコメ・自家製のジャムなどの加工品が並ぶ。
9月に収穫期を迎えたブドウは、大粒の「巨峰」がひと房300円前後で販売され、行列ができていた。
(学生)
「ありがとうございます」
(福島から)
「安いので毎年来ている。安いしすごくおいしそう。粒も大きい」
(千葉から)
「人がすごく多くてびっくりした。学生さんたちも活気があって、にこやかに対応してくれてすごく良い。おいしくいただきます」
9月の農大市場で毎年1番人気なのが、"彼岸の入り"に合わせて販売される花束。
1束500円で販売され、開店から約30分で売り切れていた。
(山形市から)
「あす彼岸の入りでお墓参りに行くから。これ2束で1000円だから安い」
(新庄市から)
「ご先祖さまにあげたくて。私も母もキクの花が好きなので選んだ」
6月から年3回開催の「農大市場」。
年内最後の11月1日は「新米」が販売される。