山形の秋の一大イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催された。
会場には県の内外から大勢の人が訪れ、山形の秋を代表する味覚を堪能した。
2025年で37回目の開催となった「日本一の芋煮会フェスティバル」は、午前8時半から整理券の配布が行われ、会場となった馬見ヶ崎川河川敷には朝から多くの人が訪れた。
(リポート)
「山形の秋の風物詩日本一の芋煮会フェスティバルがいよいよ開幕しました。主役の3代目鍋太郎で煮込まれる芋煮、重機も相まって大迫力です」
大鍋での調理は午前4時から始まった。
サトイモ3.2トン、山形牛1.2トン、長ネギ3500本など、用意された食材が直径6.5メートル・重さ4トンの大鍋へ次々と投入され、約3万食分の芋煮が調理された。
会場では午前の早い時間に小雨が降ったものの、昼前には青空が広がり、訪れた人たちは河川敷での開催ならではの風も感じながら、できたての芋煮を味わっていた。
(神戸から)
「初めて。ずっと来たかった。すごい迫力で楽しい。毎年ニュースで芋煮会を見ていて、大量調理だから見てみたいなと思って。去年のこの時期に決意をしてやっと来られた」
(千葉から)
「とってもおいしかった。こんなに大きい鍋でいっぱいご飯を作っててびっくりした」
(日本一の芋煮会フェスティバル実行委員長)
「多くのみなさまにお越しいただいて、3代目鍋太郎の迫力あるスケールの芋煮会をみなさんに楽しんでいただけてうれしい」
大鍋の芋煮は午後2時15分に完売した。