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【山形】「県民食」ラーメンも食べすぎると...「死亡リスク増」との研究結果が 9/ 3

ラーメンに関する話題。山形市が消費額3年連続で全国1位になるなど「県民食」とも言えるラーメンだが、8月に山形大学などがある研究結果を発表した。

ラーメンと、私たち山形県民には、切っても切れない強いつながりがある。
1世帯当たりの「年間ラーメン消費額」では、山形市が3年連続で日本一を獲得。

週に何度も食べるという人も少なくない、まさに「県民食」といえるラーメンだが、とある研究結果が8月、山形大学と県立米沢栄養大学の共同研究で発表された。
それは「ラーメンを食べ過ぎると、死亡リスクを高めるおそれがある」というのだ


(米沢栄養大学・鈴木美穂講師)
「ラーメンを頻繁に食べることが直接死亡の原因になるという因果関係は証明されていないが、週3日以上ラーメンを食べると健康上のリスクを高める可能性がある」

主任研究者を務めた米沢栄養大学の鈴木美穂さんによると「ラーメンを週3回以上食べていたり、スープを半分以上飲んだりする人は、死亡リスクが通常の人と比べて高くなる」傾向が見られたという。

鈴木さんたちの合同研究チームでは、県内およそ6700人を対象に、病気の原因や発生状況を確認する「疫学調査」を実施。
6700人を「ラーメンを食べる頻度」によって4段階にグループ分けし、「死亡率」との関係を追跡調査した。
その結果、最も頻度が高い「ラーメンを週3回以上」食べる人は、肥満や糖尿病・高血圧などの病気との関連が認められ、死亡リスクが相対的に1.52倍高くなったという。

(米沢栄養大学・鈴木美穂講師)
「一番気をつけたいところが塩分。1杯のラーメンには1日の塩分摂取目安を超える量が含まれていることもある。それは高血圧などにつながるリスクがある」

ただ、この研究では統計学的な有意性は得られず、「ラーメンを食べることが明らかに危険とは断定できない」と結論づけている。
この研究結果に、消費額日本一の山形市の佐藤市長は、ラーメンと普段の食事とのバランスを考えながら楽しんでほしいと話す。

(山形市・佐藤市長)
「ラーメンを食べたら、次は塩分が少なめのものを食べようなど、1週間・1カ月の中でトータル的に自己管理をする。そうすればそれほど大きな問題はないかと。むしろそうした中で生活も豊かになる」

市内のラーメン店も...。

(らー麺山之助宮町店・高橋雅俊店主)
「長くラーメンを食べるため、こういうデータはありがたい。体に気をつけバランスの良い食事を考え、山形のラーメンを楽しんでほしい」

主任研究者の鈴木さんも、週に1度はラーメンを食べるというラーメン好き。
前後の食事で栄養バランスを調整したり、スープは半分残すなど、ほどほどに気をつけながらラーメンライフを楽しんでいるという。

(米沢栄養大学・鈴木美穂講師)
「ラーメンを食べることが悪いわけではない。頻度・量・食べ方に注意しないと死亡リスクを高める可能性があるという理解が必要。バランスの取れた食生活を意識しながらラーメンもたまの楽しみとして上手に付き合っていくのが理想」

おいしく、そして末永くラーメンを楽しむためにも、食べ方と健康のバランスは考える必要がありそうだ。





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