地元の特色を生かしたおにぎりの開発を進めてきた南陽高校の生徒たちが、完成したおにぎりの販売会を行った。
新たなおにぎりを開発したのは、市役所と連携して南陽市の活性化を目指すボランティアサークル・「南陽高校市役所部」。
開発したのは、特産のオカヒジキの食感を楽しむおにぎりと、醤油と味噌・2つのラーメンの風味を生かしたおにぎりの、あわせて3種類。
市内のラーメン店やおにぎり専門店の協力を得て何度も試作を重ね完成させた。
週末の販売会では、最初に白岩孝夫市長など関係者が完成したおにぎりを味わった。
(白岩孝夫市長)
「味噌ラーメンの味。本当に辛味噌ラーメンの味ですよ。うまっ!」
いざ販売が始まると、おにぎり専門店「ヤマサイ」の前には長い列が。
オカヒジキは、シャキシャキとした食感を損なわないよう、握る直前に茹でて混ぜこむなどの工夫を凝らした。
その甲斐あって、当初の目標「100個」を大きく上回る「136個」が売れた。
(生徒の感想)
「想像の倍は人が来てくれて、びっくりしました」
(南陽高校市役所部・山口莉杏奈部長)
「(取り組みを通じて)何かを一生懸命やることって大事だと思いました。南陽市民の方にもこんないいところがあるんだと思ってほしいし、観光客の方にも南陽市に来たいと思ってもらいたい」
開発したおにぎりのうちオカヒジキのおにぎりは、今後「ヤマサイ」のメニューに加わる予定で新名物が南陽市の盛り上げにひと役買いそうだ。
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