夏の高校野球全国大会。山形県代表の日大山形が、岐阜県代表・県立岐阜商業との1回戦に臨んだ。1時間に及ぶ雨での中断など厳しい状況のなか健闘した日大ナインだが、初戦突破はならなかった。
夏の甲子園2年ぶり20回目出場の日大山形の初戦。
相手は31回出場の古豪・県立岐阜商業。
先手を取ったのは日大山形。初回1アウト2塁・3塁のチャンスで4番・佐藤塁。
ショートゴロの間に3塁ランナーがホームインし先制する。
日大山形の先発はエース・小林。
初回から落ち着いたピッチングで、4回までノーヒットに抑え込む。
しかし5回。ここまで見事なピッチングを続けていた小林が相手打線につかまる。
1アウト2塁のピンチで、ライト方向にタイムリーヒットを打たれ、同点に追いつかれると、さらに2アウト3塁からレフト前にタイムリー。2対1と逆転される。
すぐさま反撃したい日大山形だが、6回に入ると大雨で試合がストップ。
約1時間にわたり中断した。
試合再開後、7回にも4点を奪われ6対1と追い込まれた日大山形は最終回。
5番・佐藤颯太のライト前ヒットとフォアボールなどで2アウト2塁・3塁のチャンスを作ると、荒木監督は2年生の代打・土田健琉を送り込む。
土田は、この夏初めてのヒットが甲子園での2点タイムリーヒット。
しかし反撃はここまで。
最後まで諦めない粘り強さを見せた日大山形だったが、2年ぶりの大舞台で初戦の突破はならなかった。