広島に原爆が投下されてから80年。山形市では千年和鐘を打ち鳴らして戦没者の慰霊と世界の平和を願った。
千年和鐘は、市民の平和への願いを1000年先まで伝えようと山形市が2000年に作ったもの。
広島に原爆が投下されて80年の8月6日、山形市役所で戦没者を慰霊する打鐘式が行われた。
式には市民など約30人が参加し、佐藤孝弘市長が核兵器の廃絶と人類の恒久平和を求める「平和都市宣言」を読み上げた。
(山形市・佐藤孝弘市長)
「核兵器や戦争の悲惨さを風化させることのないよう、恒久平和を願う取り組みを続けていく」
参列者は原爆で失われた多くの命に黙祷を捧げたあと、鎮魂の思いを込め千年和鐘を打ち鳴らした。
(学生)
「被爆した人たちへの追悼の意を込め鐘をついた。何気ない1日を安心して送れることが自分にとっての平和」
千年和鐘の打鐘式は、長崎に原爆が投下された8月9日と終戦記念日の15日にも行われる。