県内で高齢者が関係する交通死亡事故が相次いでいて、県は注意を呼びかける警報を発令した。
11日午後3時半ごろ、河北町谷地中央の国道347号で、道路を横断していた自転車が走ってきた軽ワゴン車にはねられた。
この事故で河北町谷地中央の女性(85)が意識不明の状態で病院に運ばれたが、外傷性くも膜下出血で死亡した。
女性はヘルメットを着けていなかった。
現場は信号機や横断歩道のない道路。
警察が事故の原因を調べている。
県内では、11日までの6日間に高齢者が関係する交通死亡事故が3件起きていて、県は11日「高齢者交通死亡事故警報」を発令した。
この警報は10日間で3件以上高齢者が関係する交通死亡事故が起きたときに発令される。今年は初めて。
県は、運転に集中することや交差点での安全確認の徹底、夕方から外出する際の夜光反射材の使用などを呼びかけている。
警報の発令期間は今月17日までの7日間。