山形が生産量日本一のブドウ「デラウェア」の出荷の本格化を前に、山形市で安全祈願祭が行われた。
2日朝、JAやまがた本沢集荷場で行われた安全祈願祭は、出荷が始まるこの時期に毎年行われているもので、JAの関係者・生産者約30人が参加し、豊作やシーズン中の作業の安全を祈願した。
4人の生産者からハウス栽培のデラウェア963キロが出荷され、傷などがないか一つひとつの品質の確認が行われた。
JAなどによると、2025年は春先の気温が低かったことが生育に影響し、出荷の開始が例年よりも1週間ほど遅れたが、品質はよく糖度の高いデラウェアができているという。
(山形農業協同組合広域ぶどう部会部会長・佐藤吉之さん)
「昔から種のないブドウで糖度が18度以上20度くらいの甘味のあるブドウです。子どもから高齢者も安心して食べられるブドウだと思う。今後ともデラウェアを消費をお願いしたい」
こちらの集荷場では7月中旬に出荷のピークを迎える見込み。