2024年7月の豪雨からまもなく1年。これまでに県内で起きた水害の様子や、被災後の取り組みを紹介するパネル展が村山市で始まった。
村山市役所で23日に始まったのは「水害伝承・巡回パネル展」。
近年頻発する水害について知り備えを考えるきっかけにしてほしいと、最上川流域治水協議会が企画した。
パネル展では過去5年以内に起きた3つの豪雨を中心に、被害の状況や復旧に向けた取り組みなどを紹介している。
甚大な被害が発生する背景にあるのは「最上川」の存在。
国や流域の市町村・気象台などが協力する「流域治水」の考えで被害を最小限に食い止めることが必要。
(山形河川国道事務所流域治水課・鈴木駿生課長)
「最上川は単県で、1つの県で流れる川としては日本で一番の川となっている。流域のあらゆる人が対策をすることが大切」
パネル展は9月2日まで、県内28の会場で順次行われる。