サッカーJ2・モンテディオ山形は22日、アウェイで秋田との対戦だった。リーグ戦の折り返し後最初のゲームであり、監督解任後初めてのゲーム。激しい雨が降る中で価値ある勝利をつかんだ。
成績不振などにより渡邉監督が解任となって以降最初の試合。
山形は佐藤尽コーチが暫定で指揮を執る。
前半5分、山形は自陣深くに秋田の侵入を許し、いきなり先制点を奪われてしまう。
それでも4分後、自陣からのロングボールでチャンスを作ると、藤本・國分とつないで最後は坂本がゴール。
坂本は2試合連続となる今季2ゴール目。山形が同点に追いつく。
ところが同点で折り返した後半21分、J2の得点ランキングトップタイのストライカー、秋田の小松にゴールを決められ再びリードを許す。
激しい雨が降る中でのゲームを涙雨とはしたくない山形は、ディサロとイサカを投入し攻撃にテコ入れ。
すると後半36分、山形はフリーキックから、代わったイサカが競り合いこぼれたボールを西村が押し込んで再び同点に。
ベンチとスタンドも一体となり勝利への執念を見せつける。
すると後半41分、途中出場のディサロが魅せる。
ディフェンダーをステップで振り切り、利き足とは逆の右で決める技ありのゴール。
今シーズン6ゴール目はチームの再スタートを勝利に導く価値ある決勝点。
勝利を祝福するかのように歓喜の輪に降りそそいだ雨、連敗は4でストップ。
(佐藤尽監督)
「サポーターも苦しい思いをした中でのきょうの1戦だったので、ともに喜べてほっとしている」
(FW90・ディサロ燦シルヴァーノ選手)
「常にここからチャレンジャーだと思うので、先を見据えずに1試合1試合集中して良い準備をしてみんなで戦っていきたい」
(DF15・川井歩選手)
「ここから自分たちが上に上がっていく姿を見せることが渡邉前監督にも恩返しになると思うので、そういった姿をこれから先見せていきたい」
山形の順位は15位に上昇。リーグ戦、「雨降って地固まる」とできるのか。
次節は6月28日、ホームで長崎との対戦。