サクランボの主力品種・佐藤錦の収穫が最盛期を迎える中、県職員が人出不足をサポートする副業制度を使い園地で作業を行った。
サクランボの収穫作業の人手不足を解消しようと、県は3年前から「やまがたチェリサポ職員制度」を導入し、サクランボの摘果や収穫などの作業に限り職員の副業を認めている。
15日は2人の職員が東根市の園地に入り、真っ赤に色づいた佐藤錦を一つひとつ丁寧に収穫していた。
(県統計企画課 白田恭平政策統計係長)
「(収穫は)機械化も難しいし一時期に集中するので本当に人手が大事だと思った。こういった分野に将来関わるかもしれないので、ここでの経験が気付きにつながればいい」
県によると今年は去年の41人を大きく上回る101人の職員がチェリサポに申請している。
今年のサクランボは例年に比べ収量が少ないと予想されているだけに、県は職員に
ボランティアでの参加も呼び掛け収穫作業を後押しする。
(神町りんご研究所・須藤一元さん)
「やっとなってくれたもの、せっかくならせたものを一粒たりとも無駄に出来ないというのは毎年のこと。一番忙しい時なのでできれば5月6月とか7月まで来ていただければ大変ありがたい」
県内の自治体職員による果樹収穫や地域貢献の副業制度は、山形市や寒河江市など8市町でも運用されている。