海水浴シーズンを前にビーチをきれいにした。県内のホンダディーラーで作る団体が独自に開発した特殊な車両などを使って、鶴岡市の海岸を清掃した。
鶴岡市の湯野浜海水浴場で行われた清掃活動は、県内のホンダディーラー7社で作る「山形県Honda Cars」が主催したもので、11日は約85人が参加した。
清掃活動は「素足で歩ける海岸を次世代に残したい」と、ホンダが2006年から続けていて、全国で年間7000人以上が取り組みに参加している。
11日は、参加者が手作業でゴミ拾いをするかたわら、「サンドレーキ」と呼ぶ熊手のようなジョイントがついた車も活動に参加した。
砂浜を約10センチ掘りながらゴミを絡めとっていく車両で、海岸の清掃のためにホンダの技術者が考えて独自に開発したもの。
(山形県Honda Cars・狩野慎一郎会長)
「私も小さいころ、この海水浴場に来て砂浜で楽しく遊んだ。今後も50年・100年と続くきれいな砂浜を守っていきたい」
清掃活動はこれまで全国200カ所以上の砂浜でのべ450回ほど行われていて、計566トンのゴミを回収している。