全国的な流行が続いている伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病について、県内でも依然警報レベルが続いている。警報レベルは7週連続。
伝染性紅斑は、かぜのような症状が出たあと頬や手足に発しんが出るウイルス性の感染症で、子どもを中心に流行する。
両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれ、妊婦が感染した場合流産の原因となることもある。
県衛生研究所によると、5月25日までの1週間に県内26の定点医療機関で確認されたリンゴ病の患者数は124人で、前の週から39人減ったが依然として高い状況が続いている。
1医療機関あたりの患者数は4.77人で、警報レベルは7週連続。
<保健所別>
村山保健所 10.00人
山形市保健所 4.17人
置賜 4.67人
庄内 2.14人
最上 患者の報告なし
リンゴ病は飛まつや接触で感染が広がることから、県は手洗いのほか適切なマスクの着用やせきエチケットを心がけるよう呼びかけている。