甘さとみずみずしさが魅力の「山形セルリー」が出荷の最盛期を迎えている。産地の山形市では、恒例のドライブスルー即売会が行われ多くの人が買い求めていた。そして、この「山形セルリー」の収穫を、新人アナウンサーが体験してきた。
(リポート)
「見事に晴れ渡った青空、さくらんぼテレビの晴男、東晴太郎です。こちらには山形で旬を迎えた野菜があるということです。それではさっそく行ってきます」
たくさんのハウスが並ぶ道を進み、中を見せてもらうと...。
會田さん「いま収穫しているハウスです」
東アナ 「緑でいっぱい! こちらの野菜は?」
會田さん「こちらはセルリーです、山形のひめセルリー」
国の地理的表示・GIにも登録された山形市特産の「山形セルリー」。
小柄な「ひめセルリー」と大柄な「とのセルリー」の2つの品種があり、年間約300トン出荷されている。
會田洋一さんの畑では、いつも未明から「ひめセルリー」を収穫し、新鮮なうちに出荷している。
コツを教わりながら収穫に挑戦した。
(リポート)
「刃は入っている感じがするが、大丈夫? これを引きながら...お!」
おすすめだという茎の真ん中をいただいた。
(リポート)
「みずみずしいですね。噛めば噛むほどセロリの水分が出てきて、あとからふわーっと甘みが広がってきて、いろんな楽しみ方ができそう」
會田さんによると、マヨネーズはもちろん「ごま油と塩」の組み合わせも試してほしいとのこと。
(農業・會田洋一さん)
「ひめセルリーは山形市にしかない特産品なので、その作物を作れるのが喜びの一つ。まだまだマイナーな作物なので、日本全国の人に食べてもらえたらうれしい」
こうして早朝から収穫された「山形セルリー」はJA山形市アグリセンターへ。
29日正午からドライブスルー即売会を行った。
「とのセルリー」は1株800円、「ひめセルリー」は400円で販売され、会場には車の行列ができていた。
(客)
「新聞に載っていたので来てみた。サラダにして食べる」
「自分は生でそのまま食べたい。普通にマヨネーズ、ほかにも食べ方はあるようなので」
ドライブスルーでの即売会は秋の収穫期にも予定されている。