本格的な山菜採りシーズンの到来。南陽市の観光ワラビ園で今シーズンの営業がスタートし、待ちわびた愛好家たちでにぎわった。
(リポート)
「午前9時です。オープンの時間を迎え、待っていたお客さんたちが一斉に勢いよく山に入っていきました。観光ワラビ園のオープンです」
南陽市の「小滝わらび園」は、広さ30ヘクタールの広大な敷地を持ち、ぬめりの強いわらびが採れるとして人気がある。
オープン初日の15日、さっそく県の内外から約230人が訪れ、晴れ渡る青空のもと急な斜面もスイスイと登りながら、慣れた手つきでワラビを次々と摘みとり、用意したカゴや袋をいっぱいにしていた。
(山形市から)
「楽しいですね! 食べるより採るのが楽しみです」
(仙台市から)
「お友達に配ったりして喜んでもらえるので、1年に1回イベントとして来ている。塩漬けにしてお正月とかに食べてみたい」
わらび園を管理する小滝山菜組合によると、2025年は4月に気温が上がらず成長がやや遅れたが、5月に入ってからは適度に雨が降り、15日の開園に合わせるように一気にワラビが成長したという。
(小滝山菜組合・江口菊次組合長)
「オープン初日に関しては、今日が一番、今までやってきた中で良いと思う。気温さえ上がれば今年は大豊作だと思う。ぜひみなさんのお越しをお待ちしています」
小滝わらび園の開園日は、日曜・水曜・木曜の週3日で、6月22日までの営業を予定している。
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