2024年に、山形市でSNSを通じて知り合った10代の少女を車で連れ去ったとして逮捕された福島の36歳の男が送検された。

15日に送検されたのは、福島・福島市の無職・岸波弘樹容疑者（36）。

警察によると、岸波容疑者は2024年9月2日、県内に住む少女が未成年であると知りながら、SNSで山形市に誘い出し連れ去った疑いがもたれている。

行方がわからなくなっていた少女は3週間後の9月23日、上山市下生居にある空き家の敷地に設置されたテントの中で、死亡している状態で見つかった。

関係者によると、遺体は腐敗が進んでいたという。
また、テントの中には使用済みの練炭も置かれていた。

警察は捜査に支障があるとして岸波容疑者の認否を明らかにしていないが、少女が死亡に至る事情を知っているとみて、いきさつを詳しく調べている。

岸波容疑者はこれまで、SNSで知り合った県外の10代～20代の男女3人の自殺を手助けしたほか、10代の少女の自殺を手助けしようとしたとして福島県警に逮捕され、その後起訴されている。