春の交通安全県民運動が6日から始まる。これに合わせ子どもたちの交通事故を防ぐため、県内全ての幼稚園や保育所などに交通ルールを学べる絵本が贈られた。
交通安全の絵本を寄贈したのは、トヨタ車を販売するグループ企業4社でつくる「県トヨタ会」。県トヨタ会は、春の交通安全運動の一環として毎年この時期に絵本を贈っていて、今年で56年目となる。
山形市役所には、5日、トヨタカローラ山形の鈴木肇子社長などが訪れ、山形市に絵本150冊を寄贈した。今回の絵本のテーマは「幼児の飛び出し事故防止」。幼児が巻き込まれる交通事故は、その半数以上が「ひとり歩き」と「飛び出し」が原因だということで、絵本では、ひとり歩きの危険性や、横断歩道の正しい渡り方を学ぶことができるという。
(トヨタカローラ山形・鈴木肇子社長)
「車を供給して皆さんに楽しんでもらうためには交通事故ゼロを目指している。そのために子どものころから交通ルールを学んでほしい」
寄贈された絵本はあわせて3万6000冊に上り、今後、県内362あるすべての幼稚園や保育所などに配られる。
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