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【山形】置賜の団体がガストロノミーツーリズム(食体験旅行)に選ばれる 南陽市・米沢市 8/20

国が推進する食の力を活用した「ガストロノミーツーリズム事業」に、置賜の温泉旅館などで作る団体の取り組みが選ばれ、事業内容について会見が行われた。

「ガストロノミーツーリズム」は、その土地の風土によって生まれた食材や歴史によって育まれた食文化に触れるなど「食に関連する体験」を目的とした観光旅行の1つの形。

観光庁は毎年、ガストロノミーツーリズムに取り組む団体を支援していて、2025年度は全国で6つの団体が選ばれた。

県内からは今回初めて、南陽市・赤湯温泉の旅館「瀧波」や米沢市の観光DMO「プラットヨネザワ」などでつくる団体が選ばれた。
地域に根差した米沢牛や20を数える地域古来の伝統野菜を生かし、食と食文化の価値を高めることを目的に事業を展開する。

20日は今後のブランド化に向け、中心的役割を務める脚本家の小山薫堂氏も出席し、「置賜の人にとっても地元の食を深く知るきっかけになれば」と話していた。

(脚本家・小山薫堂氏)
「観光の最大の利点は、自分の"当たり前"を外の人の目線でリセットしてもらい、価値を感じてもらうこと。置賜の人たちにあらためて"良いところに住んでいるんだ"と思ってもらいたい」

今後は生産者と料理人が一緒に新たなメニューの開発に取り組み、12月に観光関係者を招いた食にまつわるモニターツアーを行う予定。