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【山形】運営引き継ぎ協議「破談」…日本初の専門職大学・電動モビリティシステム専門職大 飯豊町 5/16

飯豊町の「電動モビリティシステム専門職大学」は、電気自動車や自動運転について学ぶ日本初の専門職大学として2023年4月に開学した。
しかし、各学年の定員40人に対し、開学初年度の入学者は3人。2024年の入学者も2人と大幅な定員割れが続き、大学を運営する仙台市の学校法人・赤門学院は、2025年度の学生募集を停止した。
町は大学の存続に向け、赤門学院と運営の引き継ぎを検討する別の法人の3者で2024年4月から話し合いを重ねてきが合意に至らず、5月1日に協議の打ち切りが決まった。
(飯豊町・嵐正人町長)
「折り合いがつかず合意に至らなかったのは率直に残念」
協議が破談となった理由について、飯豊町の嵐町長は運営費用の分担やキャンパス・設備の譲渡などをめぐって折り合いがつかなかったとしている。
(飯豊町・嵐正人町長)
「別な承継者ということで町が積極的な働きかけをして探すということは考えておりません」
大学側は現在、在籍している学生が卒業する2028年3月までは講義を続けるとしているが、その後については明らかにしていない。